ひざの痛みの原因は変形性関節症。関節の中でクッションの役割を果たしている軟骨が、長年の酷使により、擦り減って骨同士がこすれ合うような状態になるために起こり、痛みが激しく、関節がこわばって動けなくなることです。
関節部分には潤滑性と弾力性が必要となります。関節部分が滑りやすいと、伸縮運動が楽に行われます。この作用に大きくかかわるのがグルコサミンです。
グルコサミンは、体内にあるアミノ糖の一種で、軟骨の細胞でブドウ糖(グりコース)から作り出されます。
軟骨はその65〜80%が水分で、その水分を保つプロテオグリカン(ムコ多糖蛋白質)と、プロテオグリカンを固定するコラーゲンにより構成されて、グルコサミンはプロテオグリカンの生成になくてはならない物質です。
グルコサミンは軟骨細胞を刺激して、細胞の生成を促す性質もあり軟骨細胞がどれだけのプロテオグリカンを生産するかを決めています。
グルコサミンは、エビやカニの甲羅から取り出したキチン質を材料に、硫酸や塩酸で加水分解などの工程を経て、生産されます。
欧州では硫酸で加水分解して作るグルコサミン硫酸塩が主流です。米国では硫酸塩と塩酸塩が、日本では塩酸塩が生産されています。
健康な軟骨を作るには大量の
硫酸イオンが必要です。それには硫酸塩が最も効果的とされています。
「グルコサミン」の殆どは「塩酸」が使われていますが、海外の文献で「塩酸グルコサミン」の有用性を実証した例はなく1995年以降、米国医学界では「
硫酸グルコサミン」の変形性関節症についての臨床試験効果が多く報告されています。
欧州での臨床試験
グルコサミンの変形性関節症に対する改善効果
● 関節痛は試験中に着実に改善された。
● 全患者の95%に十分な、または、良好な改善が見られた。
● グルコサミン投与終了後も症状改善が6〜12週間持続した。
● 全患者の86%に副作用が見られなかった。
● 少数の患者が胃腸の不快を訴えたが、副作用は1〜3週間で消失した。文章を入力してください。
ボスウェリンって?
植物から抽出されたボスウェリンには優れた消炎鎮痛作用があり、はれや痛みを鎮めます。欧米では変形性関節症・リュウマチ性関節炎の治療に広く使用されています。
ボスウェリンはインド地方に生育するボスウェリン属の植物から採れる成分で、古くから関節炎や炎症性の病気の治療に使われています。近年その成分が解明され、リュウマチ性関節炎、変形性関節症の腫れと痛みを軽減する優れた効果があり、非ステロイド系消炎鎮痛剤に見られるような副作用はまったないことが医学的に証明されています。
アメリカで行われた治療試験では、リュウマチ性関節炎の患者で、服用開始後2〜4週間で70%が痛みと朝のこわばりが解消し、副作用は皆無でした。 痛みを抑えるために、非ステロイド系消炎鎮痛剤を選択する必要性はなく、ボスウェリンのような天然物による代替治療法のすばらしさです。